みなさん、いかがお過ごしでしょうか。私は今夏休み、毎年計画を立てなかったり、欲張りすぎて、うまくいかなかったりすることが多かったのですが、今年こそはと思い、よく考えて無理のない計画を立ててみました。今その計画通り(ほぼ(^^;;)に遊んだり学んだりしています。
それで改めて感じたことが、やっぱり教師も新しいことを学ばなきゃなってことです。以前から「学びをデザインするものとして、何かを学んでいくと言う態度は当然だ」なんて、したり顔で鼻ひげをいじりながら、そんなこと呟いていた私ですが、言うほどその大切さってわかってなかったと気づき、今必死でハンカチで冷や汗をぬぐっているところです。
そんなことないでしょうと暖かく慰めてくださるあなた、その証拠あるんです。なにって?実は今まではあまり振り返りをしていませんでした。(^^;;
様々な取り組みに対して、不満やストレスに感じた理由や、上手くいったのは何故なのかなど、振り返ることができること山ほどあったんですが、あまり振り返ってこなかったんですよね。生徒にはきちんと振り返れと言っているくせに(^^;;。
あ、たしかに授業での取り組みや発表、イベントなどに対する振り返りは、ここ一年してきました。それもブログを読んでくださる皆さんのおかげなんですが。でも、どれもこれもお勉強っぽいことばかりで、、「WordPressを作ってみる」のように無茶苦茶いい学びを振り返ってなかったりしてました。あと日本ぶらぶら旅行だって振り返ってよかったんですよ。今から考えるともったいなぁと、、もちろん、それそのものを振り返っても、学びと結びつけても、いい振り返りと思うのです。「教師が学ぶことの大切さ」全然わかってなかったわけではないとは思いますが、言うほど自分はその大切さを理解してなかったと実感したわけです。
さて今年の夏休みですが、もう少し後になってから、もう一回振り返ってみるのも大切だと思いますが、とりあえず今回は半分まで来た所で感じたことを、頭の中で整理して振り返ってみようと思います。(じゃないと私の夏休みがあと一週間しかないので結局振り返らないかもしれないですから。。うん、自分をよく理解している私、えらい)今回は全2回で一つ目は自分の専門に近いこと、二つ目は自分の専門から遠くて新しく始めたことです。
子供と一緒に英語学習
私が夏休みということはもちろん子供も夏休み。それで、ほっておくとゲーム、Youtube、漫画、時々本というローテーションになってしまううちの子供。(もちろん何か課題を決めて研究するのならそれでもいいのでしょうけどねぇ、、)だからと言って塾にいかせるほどのお金もないので、家で何か勉強してもらうことに。普段子供が通うのは私の職場である中学校で、授業の半分以上は英語で受けています。なので、この一年で子供の英語のスキルはそこそこ上がってきてはいます。とはいえ夏休みずっと英語に触れていないと、きっと結構忘れてしまう、それは勿体無いよねぇ、、とそれとなく子供と話し合い、夏休み私と一緒に英語を勉強することになりました。
去年の反省と今年のチャレンジ
去年の夏はBCC Learn Englishと言うホームページを利用して一緒に子供と勉強していました。まだ、その時は子供の英語のスキルがまだまだ低かったため、私が内容を説明をしながら一緒に見る、そして問題に答えると言う方法で勉強していました。教材のレベルが子供のレベルに合っていなかったと言うのもありますし、発音が普段聞き慣れないイギリスの発音で私がうまく聞き取れなかったこともなどもあり(言い訳(^^;;)、実際のところ34週間位で続かなくなりました。
今回はその反省を生かして、違う方法にチャレンジしてみました。反省というのは、子供のレベルに教材があっていなかったと言うこと、それから思春期の子供にべったりとくっつき、二人の都合を合わせて決めた時間に学ぶと言う無茶なことをしようとしたことです。(これももっときちっと振り返ってみれば、もっと参考にできることもあったんだろうな、、俺のバカバカってブログ書きながら頭を叩いています)それから、普段の授業でもやっている通り、いくつか教科書を本屋で見てみて、そこから二人でああでもないこうでもないと教科書を決めるための相談をしました。たまたま二人で探した本の中に自習用でよくできていたものがあり、それを選んで私と子供、それぞれが夏休み中にこの本を終わらせると言う方法で勉強することにしました。ちなみに選んだ本はこれです。
勉強する時間は自由、ただし夏休みで全部終わらせると言う約束だけ決めてそれぞれ勉強進めています。子供には、二人ともきちんと終わらせようねと話していますが、私としては100%終わらせる、きちんとできるようになると言うのではなく、夏休みの間すこしでも英語に触れる時間を増やす、それから1つの教科書を自分で終わらしたと言う自信をつけるというのが私が彼女に設定したゴールです。
さて、今のところ二人とも260頁のうち大体3分の1位が終わったところですが、これまでの様子をちょっと振り返ってみようと思います。
適度の刺激を与えながら学びを進める
毎日何時からするとか、一日何時間とか言う事は全く決めずに2人とも進めています。(いつまでにどのくらい進めないと終わらないよねみたいな話と一課が終わるのにどのくらい時間がかかるかは二人で確認しました。)
もちろんお互い勉強しているのは目に入ります。それから、どこまで進んだか自慢しあったり、また難しいところとかお互いの答えを見せ合ったりとか、そういうことをしながら進めています。今のところは子供が若干リードをしていて、私が追いかけていると言う形です。とはいえ、この先仮に私が子供を抜かして差がついても叱ったりはしないでしょうね。(からかうでしょうがψ(*`ー´)ψ ゥヶヶ)
一応ゴールとして夏休みが終わるまでに教科書を終わらせるという設定をして大体一課にどのぐらい時間かかるかということは最初に二人で計算してみました。あとまぁご褒美というわけではないですが、ちゃんと夏休みの間教科書を一つ終わらせて、お金を無駄にしなかったないいことがあってもいいよねって言う話をしてあります。
子供自身、英語力をつけなければいけないと言うことが身に染みているようですし、私も一応中学校の先生なので、中学生の乗せ方は多少の心得はあります。それにうちの子供はいい子なので(親に似てアホなところも多分ありますが)夏休みの終わりには、この分厚い教科書の70%位は終わっているんじゃないかなと思っています。
別に子供のためだけじゃないっす
こう書いてしまうと、私が一緒に子供と勉強してあげる理想的な父親のように移るかもしれません。そうです(≧∇≦)と言いたいところですが、私にも勉強する理由があります、というか理由がないと私も続きません(^^;;。私のこの教科書を使って勉強する目的の一つは、どう日本語を英語で教えるか、英語での文法の説明の仕方やボキャブラリーを補強したいということです。テストの指示語ぐらいだったら問題ないんですが、文法説明だったりすると結構うまく説明できないんですよね。それで結局中国語に頼ってしまうなんて事はよくあります。この英語の教科書に書かれている英文法の説明の仕方を注意して読むことで、日本語を英語で説明する能力も上がるのではないかと期待しています。
それから私英語のボキャブラリーがかなり偏っていて、きちっと教科書で勉強してきたわけではないだとおもうのですが、これは中国語も言えることなんですけど自分の専門領域や興味の領域内の言葉わかる、でもそれ以外の事は全然わからなかったりするんですね。なのでそれを少し補強したいというのがあります。なので私も頑張って夏休みの間に全部この教科書を全部終わらせたいと思っています。冬休みは次のレベルの教科書かな。あと、夏休みの最後の方には、この教科書を使った勉強の振り返りというの子供としたいと思っています。(そうすれば、子供は振り返りというのも私から学べるだろうし(^_^))
教科書に関する気づきとしては、いろんな種類、聞く読む書く話すなどの練習がバランスよく並べられており、各問題は全て8問以内、テンポよく練習できます。私もこの本で練習していて勉強しやすいと感じました。ただし、それぞれの種類の問題を色分けなどをして聞き取りだけをまとめて練習したいと言うニーズにも答えられるような教科書のデザインでもいいかもと思いました。それ以外の気づきはこれからもっとでてくると思います。というか、このような教材分析も私の日本語教育に対する学びにもなりますね。
さて、子供と一緒に取り組む英語学習、半分まで進んだ時点までですが、ご紹介、それから振り返りを書いてみました。まあ、あとは自分の英語学習に関する振り返りもあるのですが、それはディスコード上の日記にとめどなく書いて行こうと思っているので、そちらをご覧ください。(でも、そこに書くのは愚痴だらけになるかも)
今まで、いろんな学びをデザインしていく事から得た気づきや知見を、自分やまたは家庭内の教育に応用したわけなのですが、その過程で生まれる事ってある意味ほとんどが想定内という部分が否めません。(私のセンサーが鈍っているだけなのかもしれないですけどね。)それから、新しい言語ではなく、学んでいる言語が「英語」だからというのもあると思います。とはいえ、ペアを組んで学ぶということやスケジュールの作り方、教科書の内容などなど、今後自分の授業に応用できることはたくさんありました。もちろん自分の英語力の向上にも繋がると思いますし、やってよかったなと思います。
とはいえ、やはり刺激的な振り返りの機会を与えてくれるのは、専門外で新しく始めることのようです。次回は3Dモデリングなどを始めたことの振り返りを書きたいと思います。これはすごいですよ。ではでは次回をお楽しみに(^_^)
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