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自分を信じないことのメリットデメリットについての与太話

みなさん、自分のことをどのくらい信じてあげていますか?

もちろん自分の中でも信じられる部分と信じられない部分があると思うし、私もそうだ。また反対に、そういうふうに考えない人、メタ的に捉えられる人、なんなら数値化できちゃう人もいのかもしれない。そんな人は置いておいて、自分のことを信用するかしないか的に捉える人に話をしようと思う。

こんなことを書こうと思ったきっかけは、こうだ。
今の職場には持ち回りのある仕事があるのだが、本来担当者がいなければいないところに誰もいなかったのだ。そんな様子を見て、みなさんはいろんなことを考えるだろう。今日必要ないのかな?とか、まだ担当者来てないのかなとか、人によっては誰かサボったなコノヤロウ、と思うだろう。
で、私が思いついたのは何かというと「あれ今日自分だっけ?」ということ。
ちゃんとその仕事を担当する日はカレンダーにも書いてありますよ、リマンダーもセット済み。なんなら学校から今日はあなたですよってメールまで来る。でも、スマホ見てカレンダー見るまで安心できなかった。

それが私なのだ。自分でびっくりするぐらい、自分を信頼していない。まずは自分を疑う。そういう教育のものでぬくぬくと成長してきたので、そうなったのだろう、お前はできない、お前は忘れるって。ああ、そんな悲壮に考えないでください。本人そういうもんだって生きてきましたから。それにメリットはあります。本来担当者がいるべきところにその担当者が来ていない場合はシャーナイと何とも言えない気分になったり、心根のいい人ならば今日その担当者に何かあったのだろうかと心配もするでしょ。私は自分じゃないということに気がつくと安心する。ほっとするのです。流石に幸せは感じませんが、心軽やかにその場を離れることができるのです。これは、いいことでなくてなんなのだって話です。

それに、生徒が上手にならないと、すぐ自分のせいにする。なんで、自分でなんとかできることはなんとかしようとする。人のせいだけにしていては何も変わらない。でも、そんなことをしていると、もちろん疲れる。当たり前のように落ち込むし、出口が見つからないことも多いから。なので、少し歳をとって、その辺りは、自分は神様ではないんだから、なんでも解決できると思うこと自体勘違いもいいところだって思うようになったら、気持ちが楽になった。というか、元々自分のことは神様みたいになど思っているわけではないんだけど。心の中でごめんなさいすみませんと連呼している神様なんているわけないし。ただ、そんな私なんで、いまだにひよっこ感満々でベテランなんて言われると、そんな人どこにいると後ろを振り向くか、ペテンと聞き間違えそうだ。こういう認識も人に迷惑をかけるそうなので、ちょっとはベテランだよと蟹江敬三の顔を真似しようと思うが、心の中ではケケケと苦笑している。

で、デメリットは何かというと、他の人に対して厳しくなったりするってこと。自分は箸にも棒にもかからない市井の教師でござんす。ネットでは大学の先生や、政府の方、本などをガシガシ出版している人や、これは僕のやり方ですと胸を張って言える人なんてのをお見かけしますが、私から見たらみなさんスーパーマンですよ。すげーなー、自分なんてこのぐらいしかできないけど、この人たちは自分の数百倍、いや数千倍もスゴイことができるんだろうなと。できることの数百倍ってなんなんだって思われるでしょ。笑っちゃいますよね。でもその時のモヤモヤ感を無理矢理言語化すると、なんとなくそんなふうに思ってたっつうことです。だからスーパーマンがなんかすると無茶苦茶期待するわけ。で、もちろん期待通りの結果のこともあるけど、勝手に残念がることもある。って今考えるとこれって酷い話で、人に勝手にスーパーマンのコスチューム着せて崖までつれてって行って飛べって言っているようなもんです。後ろから押して崖から落ちたら、「っち、スーパーマンのくせに飛べないじゃねえか」って舌打ちするみたいなところ、ないわけではなかったかな〜っと振り返って反省しているわけです。

関係各所の皆さん、もしくは何かしらご無礼働いておりましたが、この場をお借りしてお詫び申し上げます。今は少しはよくなりました。でも、何かのきっかけで、あ、このスーパーマンのコスチューム着てみて!っていうかもしれないので、その際には私バッドマンだから車出してと優しく返してくださるとうれしいです。
お後がよろしいようで

コーヒー一杯分のご支援を

ご支援いただけると様々なICTによる実験が捗ったり、生徒たちのお菓子が増えたりします。😃

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