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最近の面白いこと2017年5月

面白いことが大好きです。

そこでここ最近に新たにトライしている面白いことをみなさんに紹介しようかなと思いました。まあ準備不足、能力不足、もしくはやり方に問題があるなどなど文章から読み取れるでしょうから、ご意見批判などありましたら、やさし〜く指摘してくださいね。
今月の面白かったことはアンケート調査です。

学生主導で決まったアンケート調査

週二時間の第二外国語のクラスで一年半担当してきたクラスがあるんですが、学生らから日本語を使いたいという要望が出てきたんです。彼らが言っているのはクラス内の練習ではなくて、実際必要な場面で日本語を使いたいという意味です。まあ私もそれができるようになろうねと口が酸っぱくなるまで言っていたので、そのような反応は至極当然ではあると思いますが、中二でこんなこと言ってくるなんて偉いなと思いました。

ただ実際海外にいるとこれが難しいのです。当たり前ですが、日本に行けばそこいらじゅうに日本語話者が転がっているのですが、海外ではそうはいきません。

学生らと相談しているうちに日本人に対してアンケート調査しに行こうという話に流れて行ったんですね、それも国際空港に。これなら行けそうだと言うことで上司に打診したところ好感触、すぐにゴーサインがでて、我々はウキウキ気分で準備を開始したわけです。

アンケートの準備

その後何を準備しなければならないのかと言うことを学生と相談し、以下のような段取りになりました。

1、丁寧にアンケートがお願いできるようになる
会話に発展した時に簡単でもいいから答えられるようになる
必ず相手の言葉の意味がわからないことが出てくるからそれに対しての対策を練る*1
2、日本人観光客に対してどんなことを聞くのか、かんがえる
アンケートに対してどんなことを準備し、気をつけなければならないのか等等
3、アンケートを集計してどのような傾向や結論を導き出すのか
またどのように発表するのか等等

ざっくり言ってこんな感じに準備を進めていく予定でした。しかし、、

突然の中止

第一段階は終わり、第二段階に入って学校や空港などに申請書を出そうとした矢先に学校側から中止しろとのお達しが、、、学生が自主的にどんどん計画を立てて言って、それはもちろん中学二年生のすることですから穴はあります、でもね学生が何かを積極的に学ぼうってなっている時に学校が止めちゃダメでしょう。まあ、色々事情があったようなのですが、、

そこからは学生の行動は素早くて、私の上司になぜ中止になったのか質問に行き、問題点を聞き出し、その対策案を作ろうと言う話になりました。ちなみに私は煽ってないですよ。(^_^;)そう言う方向で行くなら礼儀が大切だし、また十分な準備をしてもうまくいかないと言う可能性も考慮しつつ行動するべきだなどのアドバイスをしただけです。まあアドバイスしたことで学生は私のバックアップがあると思ったようですが。(^^;; *2

ダブルプラン

学生らは計画案、保護者同意書サンプルなどを作成したのち、交渉に入ったわけですが、残念ながら交渉は不首尾に終わりました。それを聞いて学生はみんながっくりしているかなと思い教室に入っり、
「話は聞いた。今回は残念だけど、、、」と話を切り出すと、学生から
「空港がダメなら、ネットでアンケート取りましょう。ダブルプランですよ。」と言う声が。

私の「十分な準備をしてもうまくいかないと言う可能性も考慮しつつ行動するべき」というアドバイス、私的には心の準備的な意味で言っていたのですが、学生はさらに進めて”ダブルプラン”と言う受け取り方をしていたようです。ホント大したものですよ。きっと他のクラスで学んだんでしょうね、ダブルプラン。

今年からうちは国際バカロレアのMYP候補校になったわけですが、今年から学生が他のクラスで学んだことを、私のクラスに応用してみているようだと言うことはよく感じます。これがうまく回って行くと学生の学びは、もっと加速するんだろうなと楽しみにしています。

ネットによるアンケートの準備へ

先日ツイッターでアンケートのお願いをしたわけですが、こう言ういきさつがあったわけです。

ネットでやるのであれば、どのようにしたらネットでたくさんのアンケートの回答が得られるのかなど討論して、できれば私の個人的なアカウントで告知することなしでやってもらいたかったと言うのが本音です。ただ、学期末までに集計の検討などまで行き一通り体験してもらいたかったというのと、資料が集まらず集計の検討が難しくなってしまうのを避けたかったので、今回は私から皆さんにお願いしました。

アンケートにお答えくださった皆さん、本当にありがとうございました。

おそらく次は、もし先生がアンケートを集めるのに手を貸さなかったらどうなるのかということを改善点として学生は準備を始めることだと思います。

最後に

今回は学生が目標を立て準備をする過程で日本語を学んで行きました。正直途中ちょっとたるんだり雷を落としたくなることもありましたが、学生たちはしっかり目的意識を持ち目標を持って学んでいたようです。私自身まだこういう教え方には慣れておらず、まだあらけづりだとは思いますが、これからもこんな授業が続けて行きたいと思っています。

ぜひご意見などありましたら、ご教授ください。

*1 コミュニカティブストラテジーに関わる練習は授業で教えるのも大切ですが、パターンが多すぎて学生に実際色々体験してもらいたいなと以前から思っていました。
*2 面倒臭い話を持ってくる教師はもちろん嫌われます。若干首元が涼しくなったような気がしないでもないですな、アハハ。

コーヒー一杯分のご支援を

ご支援いただけると様々なICTによる実験が捗ったり、生徒たちのお菓子が増えたりします。😃

学び振り返り日本語教育
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