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日本にいる方にぜひ知ってほしいこと

日本にいる方にぜひ知ってほしいことがあります。私は2003年に台湾で今のコロナウイルスと似たSARSという病気の流行を経験しています。その流行で世界では812人の方が、台湾では84人の方がなくなっています。でも、その時は現在のコロナウィルス型肺炎流行の時ほど深刻に考えていない人が多かったと記憶しています。(特に私が住んでいる中部では)教室に入る先生の中にはマスクをしない先生も結構いましたし、その時ひどかった台北に遊びに行ってくるなんていう話も聞きました。でも、私はすごく怖くて、その時の恐ろしさは今でもはっきりと覚えています。

何が怖いのかいうと、自分が病気にかかることより、自分がSARSにかかって他の人に移してしまわないかということです。特にその時は学生の中にも年配の方がたくさんいたので本当に怖くて、できれば授業を全部休みたいと思ったぐらいです。実際その時に学生として通っていた大学院にはそれも原因で休学していますし、台湾での結婚式も約一年延期しました。

他の人に移してしまった人を非難するか否かはここでは話しません。ここで話すのは自分の心に対してです。もし仮に自分がSARSに感染して、他の方がそれが原因でひどい病気になったりしてしまっても、本当に自分が移したどうかはわからないかもしれません。でも、もしかしたら自分が、と思うのが人間です。もし自分が移した可能性が高いとわかっても、他の人はあなたを罵らないかもしれません。でも、あなたの心の中はどうでしょう。いくら自分の心の中で仕方がなかったんだと叫んでいても、実は避けられたことであれば、あなたはその心の枷から逃げられません。出来るだけ家にいて、どうしても出かけなければならない時も人が集まるところにいかず、感染または移さないように心がけていたのか、それはあなたが知っていることです。調子が悪いのに、人が集まるところに出かけてしまった、必要なければ出かけるなと、たくさんの人が声を上げているのに、大丈夫だろうと出かけてしまったことはあなた自身が知っているのです。

そして万が一あなたが移す側になって大切な友達、またはその友達の家族に何かあった場合、あなたはどう思いますか。相手は何も言わないかもしれません、でもあなたには何か言っているように見えてしまうかもしれないのです。それは、あなたが加害者にならないために十分に心がけていなかったからに違いないのです。会社があるから、生活がかかっているから、どうしても出かけなければならないんだとか、そういう方に言っているのではありません。私がこのことを伝えたいのは、この病気を軽く見て、普段と同じように遊び歩いている人たちに対してです。そのような理由でコロナウィルスに感染して、万一他の人に移してしまったら、あなたは目覚めが悪くないですか?と問いたいだけなのです。

みなさん、どう思いますか。

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雑感
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