先日Twitterでベトナムに住んでいる先生がこんな一言を書かれていました。
これを見てちょっと思うところがあったので書いてみます。
それで最初に言っておきますが、別にこれはどちらが良いとか悪いとかそういう話じゃないです。どちらにもいいところがあって、少し変えたほうがいいところもあるんじゃないかなと言う話です。そして、これが全てではないと言うこと。私が今まで触れてきた台湾の方、また日本の方のいろんな話を総合して得た感覚です。「そう、そう」と思われる方もいるかもしれないし、「違うよ」とおっしゃる方もいると思います。
何か計画を立て実行するとき、、
台湾では何かを計画し実行する時のスピード感がすごくはやく感じます。トップダウン式で何か決まったらすぐバタバタと動き始め、計画が始まり、もしプロジェクトを実行している時に何か問題がおこっても、それに対して非常に早く判断し、それを解決するために動くといった感じです。対応策がまずいものでも割合ポジティブに捉えることが多いように思われます。
それに対する日本の印象と言うのは、じっくり計画を立てて綿密に何か問題が起きないかまたは問題が起きた場合どうするかなどを細かくチェックし検討し計画を進めていきます。計画を実行した後、反省会や引き継ぎなどもしっかりしていることが多いという印象を受けます。
うまくいってない時は?
さて、うまくいってる時はこれでいいですが、うまくいっていない時っていうのはどんなことが起こり得るんでしょうか。
まずは台湾から
計画の時点で綿密に考えられていないため抜け落ちていることが非常に多い、または何か問題が起こったときのための準備や約束事が十分に決められていないため何か起こったときある一定の人間に仕事が集中しやすい。感覚的にそのプロジェクトに必要な人間を考えているため人間は十分に準備されるか計画が十分ではないため仕事が適当に振り分けられない。そして何回も繰り返していくときに、過去の経験がうまく活用されない。
では日本がどうなのかと言うと
非常に綿密に計画を立てるため、発案から実行までに時間がかかりすぎてしまう。過去からの蓄積は非常に多く有意義なものも多いが、削るべきものもそのまま残されることが多く項目が多くなってしまうため計画が肥大化していく。また、それにより余計な仕事が増えたりする。十分に考え抜いたと言う自信からか、予想外のことが起こったりするとうまく対応できないことがある。 なんて感じですが私の主観的すぎますかね。
すごいと思うところと、注意した方がいいと思うところ
ただ、こういったものの台湾の人の一発勝負の場での力強さは素晴らしく、その自分の実力を100%以上発揮するところはいつもすごいなと感心しています。だからもう少し時間をかけて企画する、そして引き継ぎをしきちんとした上で参考にするなんてことをするといいんじゃないのかなあと思うんですけど。
また日本人のこんなところまで考えているのかといつも驚かされ、その想像力には敬服しています。 だから、完璧などを求められないのだから「できるだけ完璧を求めていこう。でも何かあったとき心の準備はしておこう」と言う考え方や、引き継いでいた経験や引き継ぎ等は非常に大切だけれども、状況によって、もしくは年が進むにつれ必要でないものっていうのは絶対存在するので、その取捨選択をきちんとしておくこと。なんてできればもっといいのかも。
かなり感じたものを思いつくままに書いたのですが、私の余りが極端なのかもしれませんね。それと書いているうちに台湾と日本なんて分け方しないでよかったのかなとも思いました。ただ計画の立て方が念入りすぎるせいでスピード感がないというのは台湾ではあまり見ないのかも。皆さんはどう思われますか?
コメント
同感です。時代はVUCAなので(予測できない因子が多すぎる)、どれだけ周到に準備しても必ず想定外のことが起こります。小さく始めて、やみてみたら大きくするほうが成功すると思います。
コメントありがとうございます。
小さくやってみて、やってみてから大きくするというのは本当に同感です。そして小さくやってみたことをきちんと客観視する、いい面も悪い面も、そして次に繋げるというのは本当に大事だと思います。そのあたり、悲観しするあまり、悪い面しかみられなく、計画が続けられない、もしくは悪い面の改善にしか注意しなかったあまり、いい面がスポイルされてしまっているなんていうことも起こるのも残念なことですよね。
ありがとうございます。トライアンドエラーでしっかり振り返りをしながら進んでいこうと思います。時々落ち込みますけどね(^^;)