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やっぱりイベントは面白い

校内漢字ふりがなコンテストを先週開催したんですが、今回は中学一年から高校三年までを巻き込んだこのコンテストについて書こうと思います。

なぜ今までしなかったのか

まずなぜこのようなイベントを催そうかと思ったかという理由は、他の言語の先生に声をかけられたからです。でもそのようなアイディアはなかったのかというと、実はそうではなく数年前考えたことはあるんです。でもその時は怖くてできませんでした。何が怖かったかというと、成績がいい学生がそのままトップを突っ走ってしまうことで他の学生のモチベーションが落ちてしまうことを恐れていました。

ではなぜ今回はチャレンジできたのか

ではなぜ、今回はチャレンジしたか、いやできたかというと、私の授業の中で色々なタイプの学生が自分の良さを出しつつ評価されるようになったことが一番多いと思います。紹介ビデオを撮らせると上手な学生、日本語は上手ではないけど演技が上手い学生、アニメで学んだマニアックな日本語を使う学生などなど、ここ数年は単純にテストと口頭試問だけでなく色々なタレントを活かせるようなクラスにするように心がけていました。だから記憶力と正確さを競い合うコンテストで思うような結果が得られなくても、それほどみな気にしないということは予想できましたし、もしかしたら普段の成績はイマイチでも、ここで大物食いしてやろうと虎視眈々と上位進出を狙う学生なんかも出てくるかもという期待もしていました。

ハラハラドキドキの連続

コンテストが始まる直前には後輩からは先輩に勝てるかな的な意欲も感じましたし、先輩からは後輩に負けてたまるか的な意地のようなものも感じて、ワクワクものでした。
それで実際始まってみると、大方は当初の想定通りの順位でしたが、それでもいくつかの大番狂わせは起こりました。例えばやっとA1の教科書を学び終えた中学二年生がA1A2の試合に勝ち残り最終的にはA2-2以上の部に進出し2位になってしまったことは痛快でした。それ以外でも、いつもはぼんやりしていた学生が上位に食い込んだり、逆に普段はいい成績の学生が準備不足で思ったような結果が残せなかったなどなど、見ていて涙あり笑いありの(そこまで大袈裟ではないですが(^^;;)見ていてワクワク、ハラハラするコンテストになりました。

今後は、、

今回は第一回目ということで私が一から計画実行を行いました。じっくり計画を練ったおかげでコンテストは大成功(自画自賛ですね、あはは(^^;;)、運営者としても満足、一人の観客としても本当に楽しい時間を過ごせました。まあ正直むちゃくちゃ疲れましたが、それを何倍も上回るほどの達成感が得られました。私の所属している部門は200人とちょっとの学生しかおらず、日本語の学生も100人ちょっとだけです。それでもこれだけ面白かったんですから、もっと日本語を学ぶ学生がおおい学校でしたらもっと楽しいはずです。みなさんぜひ開催して見ませんか?

ただこのコンテスト、将来的には学生たちに運営してもらいたいなと考えています。こんな楽しいこと独り占めしちゃ学生に悪いですよね。きっと学生たちが運営すれば、きっと彼らなりのアイディアを出し合いもっと楽しいものにしてくれるに違いありません。それから次はカラオケコンテストかショートドラマコンテストも企画しようかなとたくらんでいます。

コーヒー一杯分のご支援を

ご支援いただけると様々なICTによる実験が捗ったり、生徒たちのお菓子が増えたりします。😃

学び振り返り日本語教育
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