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Zoomのツールを利用して行う会話試験のフィードバック

zoomってとても便利なオンライン会議サービスで、オンラインで授業する必要がある先生方など重宝していると思います。私も時々使っているんですが、いろんなツールがあって本当に便利なんですよね。で、そこで思ったのが、これらのツールをオフラインの授業にも使ってもいいじゃないかってことです。今日実際にやってみたので、(私が忘れないように)メモを残しておきます。

生徒との会話の練習や試験に対しフィードバックする方法はたくさんあります。私の場合ですとEDpuzzleなどでフィードバックすることが多いです。

EDpuzzleはこの記事でも紹介しています。

ただ、EDpuzzleで私が話したフィードバックを軽く聞き流してしまう生徒もいるなというのは感じていました。(メモを提出させるなどの方法もありますが)だから、それらを全て生徒が自分自身で行うのではなくて、大切なことは講義形式で行うこともあります。その際、楽にうまくできる方法がないか模索していたんですが、学校が休みの時zoomでおこなったレクチャーが存外うまくいったので、じゃこれをオフラインに持ってきてもいいのではと思ったのが、この試みをしようと思ったきっかけです。したかったことは以下の通りです。

  1. 録音した生徒の発言を聞きながら授業を進めたかった
  2. 録音した生徒の言葉を視覚化したかった
  3. そこに色々注釈を入れたかった
  4. 手書きで自由に書けるようにしたかった

以上です。1と4は以前からしてしていました。録音したものを聞いてもらいながら、説明していくというパターンです。2に関しては時々録音した生徒の発言を書き起こしてから、説明することがあったのですが、まずは面倒、それから音声と同期するのもさらに面倒臭いということで、何回かやった後諦めました。3に関しては2ができないと難しいですよね。今回はzoomとYoutube、それからiPadを利用することで、完全ではないながらも目標は達成できました。その手順は以下の通りです。

  1. 録音したものを背景を白にして、ビデオファイルとして書き出しYoutubeにアップする
  2. ちょっと待った後、Youtubeをパソコンで開いて自動字幕も表示しておく
  3. パソコンをプロジェクターに接続。それからzoomで会議を開き、リンクを自分のiPadに送る
  4. iPadでパソコンで開いた会議に参加
  5. パソコンで字幕のついた生徒との会話のビデオをYoutubeで放映
  6. 注釈を入れたいとか、説明を書きたい時はApple Pencilで書き込む

とこんな感じです。その様子の写真を撮ったのでみてみてください。360度画像は下のリンクから入れます。

360°はこちらから - Insta360

さて、最初に思ったほどではなかったことから言いますが、残念ながら自動字幕の精度はあまり高くありませんでした。最近自分でニュースわんなど撮っている時すごく精度が高いので期待していたのですが。マイクのせいなのか、スピーチではなく会話だからなのかはわかりません。もう少し試してみる必要はあるかもしれません。ということだけです。

まず、準備がすごく楽。録音したものをキーノートにぶん投げて、ビデオファイルを作成、それをYoutubeにアップ、下準備はそれだけです。20分もかかっていません。あとはYoutubeさんが勝手に字幕をつけてくれます。そして授業は音声を聞きながら、良かった点、ほかの生徒にも使ってもらいたいをところや、間違ったところの指摘や、違ういいかたなどもできることなどApple Pencilで書きながら生徒に見せていきます。怪我の功名か、変な字幕が表示されているところは生徒の発音が良くなかったと見せることができます。話している途中で、パッとグーグルで検査したり辞書で調べたりするのもチョチョイのチョイ、そしてその様子もビデオにも撮って残しておけます。

もう一つは、生徒がその状況や自分が何を言いたかったのか、思い出しやすかったのではないかということです。音声だけでは、音は流れていってしまいます。文字情報だけだと、その時の気持ちなどがイメージしにくいのかもしれません。以前の授業より明らかに

生徒1
生徒1

あ、ここでこれが言いたかったんだけで言えなかったんだ

生徒2
生徒2

ここでは、本当はこう言いたかったのに、話しているうちに分からなくなって、、

などの発言が増えました。こういう発言があるとフィードバックがすごく捗りますし、説明した後の生徒の「ガッテン」度が高まりますよね(試して合点ってまだあるんですかね(^^;;)

さて、今回利用したものはプロジェクター、ネットの接続できる環境、パソコン、ペン付きタブレットです。スピーチや会話のフィードバックにいかがですか。私は生来の怠け者でその上ケチな性分なので、できるだけ楽な方法で、効率も良く、効果もある方法を使っていきたいんですよね。困ったものです(^^;;

あ、最後になりますが、もちろんこの方法はオフラインまたはオンライン、それからオフライン+オフラインでも使うことができます。是非興味のある方は試してみてください。
それからご質問やアドバイスばあったら是非お寄せくださいね。ではまた。

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ご支援いただけると様々なICTによる実験が捗ったり、生徒たちのお菓子が増えたりします。😃

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