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ひらがな教材公開作業中の振り返り

ICT

さて、この間のツイートをご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、ひらがな復習用教材を電子書籍として公開(無償なので出版ではないです)することにしました。今回はどうしてそれを急に思い立ったのかということについて書こうと思います。

元々は学生にiPadを支給してもらいたくて作った試作

私の勤めている学校では、もともとコンピューターデバイスに関わるルールがきちんと決められていなくて(決まってはいたものの現実とそぐわない状況)、なし崩し的にルールが形骸化し、学生は自分のデバイスを学校に持ってくるようになっていました。それに対して一時期iPad、またはクロームブックを学校の方から支給して、それで統一したらどうかと言う話が上がったんです。私も特にまだ自己管理が十分にできていない中学生が自分のデバイスや携帯電話を持ってきて授業中に使うと言う事は難しいと考えていました。なので、学校がデバイスを支給して管理するということには賛成でした。その時たまたまiBook Authorと言うソフトが出て、それを使えば簡単に教科書が作れると言うのを知り、上司にこのようなものがあるということを知って貰いたいと思いひらがなの教科書を作ったんです。ただ結局、残念ながら学校がデバイスを支給すると言う案は通らず、学生が自分のデバイスを持ってくることになりました。で、その時に作ったひらがなの教科書というのが今回公開するひらがな教材のもととなりました。

なぜ今になって公開しようと思い立ったのか

ここ数年教え方は随分変わってきたので、以前作った資料や教材など全く使わなくなったものが増えてきました。以前はそれを後世大事にしまっておいたんです、ケチな話しですが(^^;;それが、そんなことしていても意味ない、いろんな人に見せてみたら、必要だと思う人もいるかもしれない、またはそれから私が思いもしないようなアレンジの仕方でうまく利用してくれるかもとも思うようになりました。それとは反対に、矛盾する話なんですが、こんなもの価値がない、公開しても誰も見てくれないんじゃないかみたいな気持ちが頭をもたげたりすることもあったりして、なかなか実際に踏み出せなかったというのもありました。

思い立ってからも時間かかった

「ええい、ままよ」と公開する気になったとはいっても、ハイ公開しますとできるものではありませんでした。まず著作権的に問題があるところや間違いを修正しなければなりません。実は今回音声に関しては自分で全部取り直しました。以前は他の人にとってもらったものや、インターネットからダウンロードしたものなどがあって、公開するには著作権的なグレーな(黒い?)部分が多かったので、それをなくしたかったんです。
あともう一つは私の中での葛藤です。6年前の自分が考えた教科書なので、今自分が持っている考えと随分違うんです。そこでずいぶん手を入れたいと言う気持ちを抑えながら修正していくと言う作業は正直ちょっと苦しかったです。じゃぁ現在の考え方で作り直せばいいと思うかもしれませんが、作るのにはそれなりに時間かかりますし、途中で挫折してしまうかもしれません。この教科書を見て普段私の言っていることと違うとか違和感があると思われた方、それは私の変化を表しているのです(^^;;

以前と違ったことと気づいたこと

以前全く思いつかなかったことはオンラインで手伝ってくださる方を、募集することでした。無償でお願いしているのにも関わらず、すぐさまこんなにたくさんの方が手を上げてくださるとは思いもしませんでした。本当にありがたいです。この場を上げてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

そして、これってある可能性を示唆していますよね。オンラインの有志による教科書作成、音声教材や絵教材など得意分野の先生が集まって自分たちの作りたい教科書を作るなんて夢みたいなことがもうできる時代になったんです。iBook Authorでテンプレートを作成し、そこに自分の学校の先生の写真や施設を差し込むなんてこともできます。いろんなCandoやトピックで単元を作っておき、学生に選ばせながら作っていく授業なんていうのも、コンテンツが多くなっていけばできるかもしれません。これは完全に私の夢の世界ですね(^^;;でもそれができる環境は出来上がって入ると思うのです。

皆さんはどう思いますか?

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