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「やさしい日本語ニュースわん」作ったわけ 1

ブログからのご挨拶、ご無沙汰させていただいてます。更新が滞ってる理由の一つに「やさしい日本語ニュースわん」を始めたというのがあるのですが、それをここで紹介させてください。

これはNHK NEWS WEB EASY やさしい日本語で書いたニュースを見て思ったことを「ニュースいぬ」が話すというビデオです。

このビデオを始めたわけって、、、

さて、初めてこのビデオ作り始めたときは、狙いと言うのはあまりなくて本当に何となくでした。Facerigと言う面白いソフトを得て、以前からやってみたかったラジオのような事を日本語学習者に向けてできたら面白いかなと言うほんの出来心で始めたことです。皆さんに好評をいただいたので、これを続ける意味は何だろうともう一回考えてみました。

  • 日本語学習者に日本のニュースに興味を持ってもらいたい、犬と言うことであれば面白がって見てくれるのではないだろうか。
  • ニュースなどを読解教材として使ってらっしゃる先生の導入、もしくは暇つぶしになったらいいのかも
  • これを1つの例として将来私の学校の生徒に学校ニュースなどを作ってもらえないか

主に考えていたのは以上の三つでした。

始めた後で、気がつかせてもらうこと

で、実際に始めたあとになるんですが、このビデオを授業に取り入れられた方がいろいろなアイディアを私にもたらしてくれました。1つ目は私が演じるニュース犬の考えに対してどう思うかというのを、学習者にアウトプットしてもらう先生がいらっしゃって、もう既にタイの2人の学生さんからコメントをいただきました。これは、なるほどこういう使い方があるんだと気づかせていただきました。

日本語等の読解教材にあってニュースなどにあまりないものの1つとして、問いかけと言うものがあります。1回目のエレベーターの時は問いかけがあったのですが、実はそれを意識していませんでした。なので今から考えると、例えば自動販売機なら「皆さんはどんなものを自動販売機で売って欲しいですか」とか、近視についてのニュースでは「皆さんは目が悪くならないように、どんなことをしていますか」などの問いかけがあったりすると、授業などでも、もっと使いやすいかもしれないですし、学習者の皆さんも考えが膨らませやすいかなと思いました。

 もう一つは前回NHK WEB EASYでは無いソースで、やさしい日本語ニュースわんを作ったのですが、新しいリソースを紹介してくれてありがとうと言うコメントもいただきました。実は日本語学習者が読解練習するためのリソースはオンラインにたくさんあります。ただ、それを見つけられない人、もしくはそれだけで一体どうしたらいいか、わからない方もいらっしゃるかもしれません。そして、それはもちろん学習者も同様だと思います。なので今後はNHK WEB EASYだけではなく、いろいろなオンライン上の読解リソースを利用し、取り上げていきたいと思います。

シェアすることの意義

 最後になりますが最初はなんとなく世に出したものが、いろいろな人に見ていただいたり、いろいろな方法で使っていただくことで、そのソースも進歩していくということが可能なんだって、そして今はそういう時代なのかもしれないと言うふうに感じました。人一人の考えられることなんて限られている、だからどんどんシェアしていきましょうよ。世に出し、見てもらうことによって、もっとよくなるかもしれませんよ。

コーヒー一杯分のご支援を

ご支援いただけると様々なICTによる実験が捗ったり、生徒たちのお菓子が増えたりします。😃

やさしい日本語振り返り日本語教育
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