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プロジェクトを通して学んだクラスの振り返り

今学期、授業の中心に教科書をすえたことで反応の鈍くなったクラスが1つありました。そのクラスの学生は皆真面目で態度もいい学生だけだったのですが、日本や日本文化に対する興味や日本語に対する関心などはあまり感じられないという学生がいるクラスでした。また、それ以外の特徴としていろいろなイベントには熱心に参加すると言う学生だったので今回はプロジェクトの成功を目標に据えその過程を通して学びを進めていくと言うタイプの授業を選択しました。

スケジュール作りからきちんと準備していく

このようなやり方は以前にもやったことあるのですが、今回特に気をつけたのはスケジュールとプラン作りです。以前このような授業した時、学生がプロジェクトに取り掛かってしまうと、なかなか口出ししにくい状況になっていったと言うのとプロジェクトを進めていく上での学びというのがあまり効果的にできていなかったのではないかと言う反省があったからです。

ですので今回は、いつからいつまでの間に何を行うかをはっきり決め、その間にチェックポイントを置くことによって、学生の一人一人がしっかり学んでいけるような形を目指しました。具体的に言うと学生がテーマを決めてリサーチをしている間、私はその発表に必要になるであろう表現を整理しておいて学生に渡します。学生はその表現を参考にしたり、辞書で単語を調べながら原稿を書いていくわけですが、その過程は私とシェアされています。私が学生が提出した原稿を添削すると、学生はその文章やそこに出てくる単語、表現に対して理解を深めるための学習をします。私は添削した原稿などを参考に単語、表現に関してチェック(小テスト)を行います。それが終わると学生は発表練習として読み上げる練習をします。それも期限を決めてチェック(小テスト)をおこなうという流れでした。

今回スケジュール管理に使ったのは、このDropboxのpaperです。視覚的にわかりやすく、Todoと組み合わせて使うこともできるので、便利だと思いました。

発音に関しては韻律読み上げチュータ スズキクンを紹介して練習してもらいました。私が逐一チェックしてもよかったのですが、こちらの方が自分のペースで学べると言うのがよかったようで、その後チェックした際にはそれほど修正するところはなかったように感じました。

全体を振り返って

今回のテーマは、台湾の食べ物の作り方を日本に向けて発信するというものでした。これは以前も行なったことがあるテーマでしたが、今回は以前と比べてきちんとスケジュールを決め、間にチェックポイントをつくり教師が介入するという方法を取ったためか、非常にすんなりと計画が進みました。その後は試作、そしてその時にうまくいかなかったところを修正して、本番の撮影という流れでした。

以前同じようなグループワークを行った時、一人が原稿を書き、他の学生は発表するという役割分担だったせいか、原稿がすらすら読めるようになるのに非常に時間がかかる、またはその後すぐ忘れてしまったなどの反省点がありました。なので今回は原稿を書かなかった学生にも単語や表現の意味などを理解してもらってから、発表の練習をしたというのがスムーズにいった一つの原因ではないかと考えています。

ビデオ完成一週間後、抜き打ちで下のようなカードを見せながらつくり方を説明してもらったところ、ほぼ問題なく説明することができたのである程度の定着はしたのではないかと思います。

今後の課題

今後の課題としては、いつもどうしても食べ物とビデオという組み合わせになってしまいがちなので、もっといろんなことに目を向けてもらえるように、引っかかりをいろんなところに準備しておくというのが一つ、また文型や単語の理解の部分をもう少し応用力がつくような練習も含められないかというのが大きな課題として感じました。

さて読んでくださった皆さんは、どう思われましたか?みなさんのご意見やアドバイス、感想などお待ちしています。

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