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日記:校内漢字ふりがなコンテスト

きのう校内漢字ふりがなコンテストについて、このブログで書いたのですが、備忘録がわりに何か書いておこうかなと思いました。

というわけで第一回校内漢字ふりがなコンテスト”FURIGANA BEE”の詳細を日記風に書いていきたいと思います。ちょっと長いかもしれませんがご勘弁を。

三月某日

フランス語の先生にスペリングビーやりたいから日本語もどう?と誘われるが返答を保留する。理由は英語のようなスペリングビーは日本語では難しいからというのと、結局成績の良い子だけが入賞してしまって他の学生のモチベーションに影響するのではないかという不安から。
(スペリングビーは先生が読み上げた英単語のスペルを正確に書くというコンテスト、日本語でこれをそのままやると耳がいい学生はその単語を全く知らなくても出来てしまう)

三月末

カルタとか違う形のイベントにできないかと模索するが、上からできるだけ似たようなイベントにしてほしいとのこと。その間一緒に行うと言っていたスペイン語とフランス語の間でも競技の方法の食い違いが生じたが、結局英語からの翻訳で一回30問ということでまとまったようだ。(スペイン語も日本語と同じように耳が良ければ、ローマ字の要領で聞いたことない単語でもスペルが書ける)
たしかに同じ方法で一緒にやるという選択肢もある。でも翻訳だとまるでテストのようだし、こちらには添削できる先生が一人しかいないから、手が回らないということ。やはり単独で行ったほうが無難か。
その後英語の先生で語彙の達人ジョー先生と相談したところ、ふりがなを書かせればいいというアイディアが浮かぶ。

四月頭

上に簡単に提案書を提出
拙い英語だな全く(^^;;はははは
ちなみに最終的には以下のようなルールに

大会ルールは中一から高三の学生をA1約40名,A2約30名,A2-2以上約30名に分けて各二回競技を行うというもの。1回目の競技後、各レベルの上位10人は次の競技に進み、2回目の競技で順位を決める。A1A2の学生のうち上位三位は表彰を受け、上位五人は次のレベルの競技に参加することができる。
問は計10問、30秒以内にプロジェクターで映し出された漢字を見て答えを書く。点数のつけ方は撥音拗音なども一字と換算して計算。犬という漢字があったら、その問題の点数は「いぬ」で二文字だから二点。字を間違える、字が足りない、もしくは多く書けば一字につき一点を引く。そして犬の場合は二点減点された時点でその問題は0点となりそれ以上は減点されないというルールにした。理由は問題を多くしすぎると、採点の時間がかかるということと、こうすれば同じ順位の学生が出にくいと思ったから。

四月中旬

反応が上から帰ってこないが、とりあえず計画を進める。
まずは漢字リストの作成、ポスター、それから朝礼で学生に説明するためのスライドなどの準備にかかる。あとそれから、簡単なWebページも。ここまでくると趣味の世界だと思いつつ楽しくやってしまうのは私の長所なのか欠点なのか(^^;;
ポスターは学生に依頼することにする。いつもそうだか学生は何かしらテーマを欲しがっているので、デザインなどに興味がある学生に声をかければ大概はしてくれる。いい経験になるし。もししてくればければ他の学生にしてもらえばいいだけなので、とりあえずたい焼き一つで手を打ってもらう。

五月
ポスター完成、じゃん。

でも素晴らしいポスター作ってもらって超ご機嫌のところに悪い知らせが。
(知りたい方は、個人的にお答えします(^^;;ただ、その後解決。
正式に学生に発表。このスライドで簡単に説明

それと同時に学生に単語リストの配布を開始

それからウェイブサイト、クイズレットによる単語リストも公開、でもウェブサイトはあまり利用されていなかったようだ。もう少しもう少しコンテンツを乗せておけば注目度が上がったかもと反省。

五月最終週

漢字ふりがなコンテスト開始。学生全員集めてオープニングとルールの説明をする。

ルールを説明する私(^^;;

そして準備したスライドを使用して、競技開始

学生はここに答えを書き込んでいく。

欠席者は一週間通しても5人程度だったので、まずまずか。
1回目と2回目の場所が違うのは一回目が40人以上だったので教室に収まりきらなかったから。

1回目の競技が終了すると以下のようにリストを張り出した

各レベルの競技が終了し順位が決定すると、ここに名前を書き込んでいった

一番最後の結果は部門内の校内放送で。どこからか歓声が上がったのが聞こえた。(≧∇≦)

六月初旬
ダイソーのプラスチックのトロフィーと蜂のぬいぐるみで賞品を作成、あとは木曜日の朝礼で行われる表彰式を待つだけ。あとは木曜日は授業がないので各レベル上位5名にはお疲れ様でしたということでたい焼きをふるまうつもり。それから、簡単なアンケートと学生がどんなところを間違えたのかもチェックしないと。

と、以上、こんな感じでした。今学期は授業が少なかったので、ほとんど一人で回せましたが、実際には何人かのグループでやったほうが楽は楽ですね。

本当に楽しかったです。確実に私が一番楽しんでました。来年以降は学生に運営してもらうかもしれませんが、どちらにしても続けていきたいですね。

それからぜひみなさんのご意見聞かせてください。ここはこうしたほうがいいのではとか、どうしてなの的なご意見大歓迎です^ ^

コーヒー一杯分のご支援を

ご支援いただけると様々なICTによる実験が捗ったり、生徒たちのお菓子が増えたりします。😃

学び振り返り日本語教育
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